3回目の手術で直腸と繋いで自然排泄ができるようになったのですが、この後ちょっと苦しい時がありました。それは便がうまく出ないということなんです。どういう構造になっているのかよくわかりませんが、とにかく便が出そうな感覚はあるのですが、トイレに行ってもなかなかすっと出ないんですね。ちょっとしか出ないんです。それでトイレから戻ってくるとまた行きたくなるんです。それで我慢しているとちょっと漏れてしまう。ですからトイレの回数としては1日に30回、40回という回数ですから、ほとんどもうトイレから5-6メートルくらいしか離れられないという状況でした。そういう状況が3カ月くらい続きましたかね。勿論その間に病院に行って検査してもらったり、肛門括約筋のトレーニングをしたりとか、鍼灸の先生のところで鍼を打ってもらったりもしました。そうやっていろんなことをしましたが結局は時間ですかね。時間の経過とともに徐々に便の回数も減ってきましたし、便がわりとすっと出るようになってきて、そうですね退院してから3-4カ月くらいで職場に完全復帰することができました。その時で便の回数は1日10回くらいでしたね。ですから会社での仕事も、私は内勤でしたから、それほど支障はない状況でした。それでその10回というのもだんだん減ってきて、今は1日4回から5回くらいですね。もうこれ以上は少なくならないでしょうけれど、それでも多少調子のいい時と悪い時というのはありますが、もう慣れてきたので普通の日常生活ではほとんど支障はありません。特に会社に行っている時などは、朝トイレに行って、お昼を食べてから行って、夕方行って、というような形でルーティーンのなかにはいっていますのでそれほど支障はないです。ただ、旅行に行ったりとか普段と違う動きをするときはちょっと気を使って、ここでトイレに行っとかないといけないなとか、あの辺にはトイレがあったかなとかいうようなことは考えています。
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